2007年9月29日

風の少女エミリー 第26話 最終回

「春のおとずれ」

前回までできれいな終わり方で、最終回何やるんだろうと思っていたら見事な締めで感動した。

エリザベスおばさんが足に怪我をしてしまう。それでも仕事をしようとするエリザベスおばさんにエミリーは婉曲的に編み物をおねだりする。エミリー成長したなとぐっとくるシーン。エリザベスおばさんはエミリーにこっそり読んだ小説の続きを聞くが、その小説というのが自らの体験を基にしたもの。事実は小説よりも奇なりとはいいますが、自分をネタにするとはね。そして昔話で盛り上がる。エミリー曰く、「これは小説です。」。

本のように綴じて知っている人に読んでもらえば...こうして一冊の本は街中の人々に読まれ、人々の想いを乗せながら人づてに渡っていく。

イルゼ、ペリーらにも読まれる。最後のイルゼたんベストショット。

そして本はたくさんの人のメッセージを添えて戻ってきた。その中の一つに有力記者からニューヨークへの招待状があった。

エミリー「私の小説は野バラのようだって。でも、野バラは大都会には咲かないわ。私が私らしい小説を書くにはここにいないとダメなんです。」

なんかカッコいいよエミリー。

新聞にテディの絵が載っているのをエミリーが見つける。この天才にインスピレーションを与えた少女に我々は嫉妬すら覚えると書かれてあった。エミリーは何かを察知したかのように絵のモデルとなった約束の地へ向かう。そしてテディと出会う。

結婚おめでとうEND。マレー家一族に、やさしいロリコン達、イルゼとペリーも勢ぞろいで大団円。エミリーとエリザベスおばさんが抱擁して涙を流すシーンではこちらももらい泣きしちゃった。

ラスト1分。エミリーも終に自分の夢を叶えたか。この娘はエミリーの子。デコは遺伝です。そして声はほっちゃんです。ういたんじゃないよ。OPを歌っている堀江美都子です。エミリーの顔を映さないでフェードアウトしていく所が嫉妬するぐらいいい演出。

終わった終わったと思ったらまだあったよ。風の少女エミリーを見てくれてありがとうと川上とも子が次回予告に乗せてお別れの挨拶。これはサプライズ演出。レトロなアニメを見たことがなくても涙ぐんでしまう心憎い一撃だ。

総評です。まずは声優面から。とにかく主役のエミリーを演じた川上とも子さんが素晴らしかった。初期の頃は草原を駆ける少女をイメージさせる清涼感あふれる声で、高校生、大人の頃になるとずっしりと重い声での演技は見事でした。イルゼ役の小島幸子も二大ヒロインとして萌え度抜群でした。さらには他の主だったメンバーに関しても、この手のNHKアニメには珍しく棒な声優を起用していないという点でも評価が高い。その他作画、脚本、サウンドトラック、OPEDは全てにおいて高いレベルで安定していた。26話を安心して見ることができました。NHKは「風の少女エミリー」「電脳コイル」「味楽る!ミミカ」の3本だけで他の民放とタメ張れる少数精鋭ぶりに惚れる。風の少女エミリー、いい作品でした。他のアニメの記事に比べてエミリーの記事の文字数が多いのが私の感動を物語っていると思う。ありがとう。

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