2006年3月 9日

何が読者を不快にさせるのか

はじめに

"絵文録ことのは"さんの``「ランキングサイト」が大嫌いな理由''を読んで 記事ごとにランキングのクリックお願いしますと 書かれたブログに生じる不思議な感情についての謎が解けました。 読者のことを考えていないということにあったのですね。

ブログサイトに限らずネットサーフィンをしていると何かしらの不愉快を覚えることが多々ある。 今回はこれを期にまとめてみたいと思う。

不必要なJavaScript

JavaScriptやActiveXといった類のものは、ローカルで任意のコードが実行される恐れがあるので、 どうしても必要でない場合以外は常時OFFにするのが通例である。 かくいう筆者もunDonutを利用して、必要時のみONにしている。 JavaScriptやActiveXはローカルのマシンで実行されるものであり、 リモートで実行されるPHP等とは違って制御することが可能である。 しかし、これらを最適に解釈するブラウザを一から作ることはほぼ不可能である。 そこで、ブラウザとサーバーの間にワンクッション置いて ブラウザへの入出力をフィルタリングすることを考えるが、 そのためのソフトとして既にProxomitron などがある。筆者もお世話になっている。 JavaScpritではなく単純なHTMLにも問題のあるものが存在する。

nobr
横スクロールはほとんどの人が嫌うものです。
embed、bgsound
突如隣人が怒鳴り込んでこないとも限りません。ヘッドフォンをしていたら聴覚障害の危険も。
blink
サイト作成者の目の前に行って懐中電灯かLEDを4Hzで点滅させたい。
marquee
流れるのは素麺だけで結構でございます。
a target
悲しいとき。同じウインドウで開きたいのに開けないとき。
a mailto
素直にテキストで書いておけばいいのに。
meta http-equiv="refresh"
勝手に別のサイトに飛ばされた。 Altキーを押しながら左キーを高橋名人の如く連打しても泣きを見るのはこれです。
meta http-equiv="Page-Enter|Site-Enter|Page-Exit|Site-Exit"
遭遇すると95%の人が嫌悪感を抱きます。 しかもほとんどがサイトに入ってしまってから ああ、うざいエフェクトだ。やっちまったと後悔し、 出るときにもイライラが募るあれです。 DQ2で例えるとブリザードみたいなものです。

JavaScriptが不必要なのに使われている例としては、 リンクがJavaScriptで記述されている→a hrefに書き換えましょう JavaScriptは奥が深いのであまり深追いはせずに、 見つけ次第ひとつづつ潰していくのが良いでしょう。

キーワードは動的=遅延

これはWindows等のOS設定にも絡んでくるところであるが、 ブラウザの設定だとスムーズスクロールという項目がある。 みなさんはこれを切っているだろうか。 スムーズスクロールがONだとスクロールさせたときに1フレームで目的の画面は描写されない。 モニタの1フレームは10ms以上あるのでコンピューターからしてみれば低速なデバイスで、 ブラウザのような負荷の軽いものなら瞬間的に1フレームで画面を切り替えることは可能である。 スムーズスクロールONだとこうはならない数フレームかけて描写される。これは一種の遅延である。 低速なマシンでレンダリングさせたのとなんら変わらない。 これでは高速なマルチプロセッサマシンやらを使う意味がありません。 動的なコンテンツが嫌われる原因はここにあるのです。 一見派手だが、一度見れば十分。もしくは一度も見たくない。 早く目的の情報にアクセスしたいという欲求もあるのである。 文字が動いたり点滅といった表現はこれらの妨げにしかならない。 過剰な動きは読者の目に過度の負担を強いることも サイト作成者は常に記憶に留めて置かねばならない。 トップにフラッシュがあるなら、それをスキップするリンクを テキストの形(a href=)で記述することは必須なのである。

ユーザビリティに配慮したWeb作りを

文字が見にくい
背景色(画像)と文字色が似通っているために起こる現象。
フォームが狭い
十分なスペースがないために一度に全ての文字を表示させることが出来ないもの。 横スクロールも必須だともう最悪。 JavaScriptを使うんだったら ユーザーの解像度に合わせてフォームのサイズを変えるといったことをすべきだよね。 本来こういう目的のために使うんだよ。
ステータスバーに文字が
ステータスバーとはブラウザだとリンクにマウスカーソルを合わせたときに、 リンク先が表示されるウインドウのことです。ここに文字を出されるとうざいですよね。 しかも大抵流れる文字だし。
急にウインドウがアクティブにできなくなった
他にウインドウが開かれていませんか。そいつがフォーカスを横取りしているのです。 親ウインドウの制御を完全に奪ってしまうウインドウをモーダルウインドウといいます。 モーダルウインドウはプログラミングでも通常ほとんど使いません。 特に必要でない限りは自由にフォーカスの移動できるモーダレスウインドウを使うのです。
フレームサイズが変更できない
norisize属性を削ればいいってただされだけなんだが、 サイト作成者はVGAからWQXGAまでいろいろな解像度があることを意識してもらいたい。
右クリックできない、テキストがコピーできない
意味もなく右クリックとかコピーというのは、授業中にペンを回す行為のようなもので、 無意識的なものである。それを禁止されると一気に該当サイトへの不信感が高まる。
マウスカーソルが変なんですが
いっぺん死んでみる?
大筋としては~禁止というのは読者に不快感を与えるということである。 ユーザーの立場に立っていればこのようなサイトは作りえないはずである。 ろくにチェックもせず、サイト作成者の勝手で作るからこういうサイトになるのである。 藍華以外に~禁止とは言われたくないですね(ARIAを知らないとこのネタはわからない)。

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» HTML文書の小技(2)

  • 2006年3月24日 01:24
  • from ネットビジネス用CGI Perl HTML Javascriptの情報サイト

今回は、前回の「

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Comment on "何が読者を不快にさせるのか"

ま,好みもあるでしょうが,
明朝体で表示させているサイトも
不快感を覚えます。

  •   kaze
  • 2006年4月27日 04:09

ま、うちのサイトはどちらかというと明朝体なんだが(汗
ちょっと久しぶりにスタイルシートいじったが…まあいいや。
モニタにもよるのだろうが、OSAKAは個人的に好みではないです。
UIには使ってますが、あとMSゴシックはAA専用フォントにしたい。
多分アクセスしてきた人の1人も持っていないだろうと思われる
AR教科書体で見るとこうなる(anime/img/20060428.png)(67kB)

 ローカルで任意のコードが実行される恐れ,つまり脆弱性というものは JavaScript や ActiveX に限った問題ではなく,脆弱性を攻撃される恐れがあるからというのならそれらを OFF にした状態でさえインターネットはできなくなってしまいます.
 例えば現在 Internet Explorer 6.x には,入れ子にしたOBJECT要素に関するパッチ未提供の脆弱性が存在し,JavaScript,ActiveX の ON / OFF に関わらず任意のコードが実行される恐れがあります.
 そもそも JavaScript,ActiveX の使用が問題とされるのは,ユーザビリティの配慮がなされていない使い方をしている場合や,HTML で容易に実現可能であるにも関わらずこれらを使いアクセシビリティを低下させる場合が問題なのであって,脆弱性への攻撃の可能性云々とは全く別な問題なのでは?

  •   rbtbelly
  • 2006年4月29日 17:57

rbtbelly様、的確な指摘ありがとうございます。
確かに、脆弱性とは直接関係しないですね。
私の書き方が悪かったです。

→ユーザーがサイトにアクセスする→
→表示がおかしい→
→JavaScript,ActiveXをONにしてみる→
→望み通りの表示が得られた

できる限りセキュアに巡回するならこうなります。
大手サイトならこれで問題ないでしょうが、
アンダーグラウンドではもちろん、
自分からセキュリティレベルを下げるというのは、
一般サイト巡回中でも避けたい行為です。
悪意ある何者かがトラップを仕掛けていたらまずいですからね。
だからこそ、本当に必要でない限りHTMLだけで表現せよというところにつながってくるわけです。